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IP電話は音質が心配?音質が悪くなる原因と対策を紹介

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固定電話の通信費削減メリットを期待してインターネット回線を用いた電話サービス「IP電話」を導入する企業が増えています。ただ、通話音声が途切れる、遅延するなどの音声品質悪化を心配して、導入の検討が進まない企業もあるのではないでしょうか。

この記事では、IP電話の仕組みや音質が悪いと言われる原因、その対策を紹介します。

IP電話の仕組みと種類

IP電話はVoIP(Voice over Internet Protocol)と呼ばれる通信技術を利用した電話サービスを意味します。従来の固定電話が電話専用のアナログ回線を利用していたのに対し、IP電話は音声をデジタルデータに変換し、インターネットを経由して相手に届ける電話サービスです。

総務省が公表している「令和3年度版情報通信白書」によると、音声通信サービスの加入契約数は固定電話が年々減少傾向にある一方で、IP電話の加入契約数は増加傾向にあり、令和2年度第4四半期(3月末)には、約4,467万件の契約があります。

また、固定電話の需要減や固定電話用の通信設備である公衆交換電話網(PSTN)の老朽化に伴い、NTT東日本・NTT西日本は、2024年1月以降に固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行を発表しています。

従来のアナログ回線を利用した固定電話に代わる電話サービスとして、IP電話の存在感が高まっている状況です。

IP電話がつながる仕組み

IP電話で発信してから相手につながるまでの流れは、以下の通りです。

  • 発信側で通話音声であるアナログ信号をIPパケットに変換
  • 相手先の電話番号をIPアドレスに変換し、インターネットを経由して相手先へ送信
  • 着信側でIPパケットをアナログ信号(音声)に変換して通話

IPパケットとはデジタルデータを細かく分割してできた小さなデータのまとまりのことで、IP電話は各IPパケットがバラバラにインターネットを流れていき、相手先に到着する前に正しい順番に並び替えられる仕組みです。そのため、伝達・復元に時間がかかる「遅延」や、IPパケット消失「音飛び」などが発生する可能性があります。

なお、IP電話を使うためにはIP電話機(ハードタイプ・ソフトタイプ)を利用するのが一般的です。据え置き型のハードタイプはSIP電話機(SIPフォン)と呼ばれる電話機にLANケーブルに接続することで、インターネット回線を使った音声データのやり取りを実現します。

従来のビジネスフォンに似た見た目と操作感なので、ビジネスフォンになじみがある企業でも違和感なく導入できるのがメリットです。

IP電話はの種類について

IP電話は大きく050型、電話番号不要型に分けられます。

  • 050型

050型は050から始まる11桁の電話番号が割り当てられたIP電話サービスであり、例えばインターネット接続サービスやクラウドPBXの付加サービスなどとして提供されています。050型も0ABJ型と同じように一定の通信品質や機能基準はありますが、「安定品質」「ネットワーク品質」などの規定がないため、0ABJ型と比較すると、利用サービス・環境によっては音声品質が悪くなる可能性もあります。またサービスによっては、110番や119番などの緊急通報や災害時優先通信が利用できないこともあるため、必要に応じて確認しましょう。

  • 電話番号不要型

電話番号不要型はLINEやSkypeなど電話番号がなくても相手と通話ができるサービスです。アプリを使って手軽に電話ができるのが魅力のサービスですが、通信経路として公共のインターネット網を利用するため、3種類のなかでは最も利用環境の影響を受けやすく、音声品質が安定しない可能性があります。

IP電話の音質が悪くなる原因

IP電話の音質が悪くなる原因として代表的なものを3つ紹介します。ただし、通信技術の進化により、現在のIP電話音質は過去に言われていたほど悪くはなく、固定電話と遜色なく利用できることも少なくありません。

そのため、音質が悪化する原因については、あくまでも参考程度にご覧ください。

  • インターネット回線が混雑している

IP電話はインターネット回線を経由して相手先に通話データを届ける仕組みなので、通信経路が混雑している場合は音質劣化が起こる可能性があります。利用中のネットワークについて帯域幅や通信速度の見直し、多くの人が通信を利用する時間帯を避けるなどすると、音質は安定しやすくなります。

  • 通話中に大容量データの送受信をしている

IP電話の通話中に大容量ファイルのダウンロード・アップロードや、ウェブ会議などを実施すると、一時的に通信回線の負荷が高くなるため、遅延や音切れが発生することがあります。通話中は通信回線に負荷をかける作業を控えたり、優先制御や帯域制御などの機能を持つ0ABJ型IP電話を利用することで、改善が期待できるでしょう。

  • 無線LANを利用している

有線接続ではなく無線LANによってIP電話を利用する場合も、音質が悪化する可能性があります。無線LAN親機(アクセスポイント)までの距離が遠い場合や、複数のアクセスポイントもしくは無線LAN中継器が存在し、通話中に意図せずアクセスポイントが切り替わる場合は見直しが必要です。また、電話機とアクセスポイントの間に遮蔽物(しゃへいぶつ)を置かない、電波干渉を引き起こす機器を近くに置かないなども、有効な対策です。

ただし、高音質を維持したい場合は、無線ではなく有線で利用するのが確実です。

IP電話の音質悪化を防ぐための対策

IP電話の音質は利用環境に依存します。音質悪化の原因で紹介した「通信環境(帯域幅や通信速度など)」や「利用条件(通話中にデータ量の大きい送受信を実施していないかどうかなど)」の見直しは、IP電話の音質悪化を防ぐために重要な対策です。

また、音質を重視したいのであれば高音質なIP電話サービスに加入するのも有効です。

IP電話の加入前にデモ利用をするのも効果的です。実際の利用想定に合わせてIP電話をお試し利用してみることで、業務に問題ない品質かどうかを見極められます。

IP電話はクラウドPBXとの併用がおすすめ

IP電話を利用する方法はさまざまですが、クラウドPBXと組み合わせて利用するのがおすすめです。多くのクラウドPBXベンダーが高品質なIP電話機能を提供しており、新しく050番号を取得する方法の他に、従来利用していた固定電話番号を引き継いで利用することができる場合もあります。

その他、クラウドPBXを使ったIP電話の利用メリットを紹介します。

クラウドPBXとは

クラウドPBXはPBX(構内交換機)と呼ばれる装置をネットワーク経由で利用するクラウドサービスです。取引先など外部からの着信を社内にある特定の内線電話機につなぐ、社内の内線同士をつなぐ、内線から外部に発信を行うなどの制御をするPBX機能がクラウド上で提供されるものです。利用者はネットワーク経由でPBX機能にアクセスします。

従来、PBXを利用するためには自社拠点やデータセンターといったオンプレミス環境に物理的な装置を構築しなければならず、設置工事が必要になるため、導入までの日数や初期費用が課題となりがちでした。保守運用も自社内でするため、その人件費や手間も発生していました。

しかし、クラウドPBXは、自社内に物理的な装置を構築するわけではないため、初期費用を抑えられます。月額利用料はかかるものの、保守運用についてはベンダーが実施するため、従来のPBXで必要だった人件費や手間を削減することが可能です。

何よりも、インターネット環境さえあれば、工事を待つことなくすぐに利用できるのも大きなメリットでしょう。

クラウドPBXでIP電話がよりお得に利用できる

IP電話とクラウドPBXを組み合わせることで、前述のとおり初期構築の必要がなく、インターネット環境があればすぐに始められます。さらに保守運用の費用や手間を抑制できます。

さらに、クラウドPBXを介しての社員同士の通話は内線扱いとなるため、通話料がかかりません。社員同士の通話をひんぱんに利用する場合は、大きなコスト削減効果が見込めます。

また、インターネットに接続できる環境があれば、場所を選ばずに利用できるのもクラウドPBXのメリットです。自宅やシェアオフィスなどからもオフィスの電話環境を再現できるため、テレワークに際しての便利なツールとしても注目を集めています。

その他クラウドPBXのメリットについて詳しくは、「クラウドPBXとは?メリット・デメリット、導入のポイントを紹介」をご覧ください。

また、テレワークにおけるクラウドPBXの有用性については、以下の資料で紹介しています。

テレワークにフィットするクラウドPBX

数あるクラウドPBXのなかから自社の利用状況や課題解決につながるサービスを選択するためのポイントは、以下の資料をご覧ください。

後悔しないクラウドPBXの選び方

IP電話の音質を安定させるには利用環境整備が重要

IP電話を導入する際の大きな懸念事項となる「音質」は通信技術の進化により年々改善されてきており、固定電話と変わらないレベルの音質が提供できるサービスも増えています。ただし、IP電話の音質は通信環境や利用条件など利用環境に依存するため、IP電話を導入する際は利用環境整備が欠かせません。

ご紹介した原因と対策を参考に、自社に必要なIP電話サービスを選択し、正しく管理・運用していきましょう。

 

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編集者:Good×Media編集部

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