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PBXとは?役割や耐用年数、機能など基礎知識を紹介

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企業や組織において固定回線を利用する場合、PBXは不可欠な存在です。しかし、そもそもPBXとはどのような機能・役割を果たすものなのでしょうか。今回の記事では、PBXの役割を紹介するとともに、種類や機能などについてもわかりやすく解説します。

PBXの役割

PBXとは英語のprivate branch exchangeの略で、日本語では「構内交換機」あるいは「電話交換機」と訳されます。企業や組織、コールセンターなど多くの電話機を使用する場所において、複数の外線や内線を共有したり同時に使用したりできるようにするための機器のことです。PBXの機能の詳細についてはこの後紹介します。

なお、ビジネスフォンの主装置もPBXと同様の働きをしますが、PBXはこの主装置に比べて、以下のように機能性や利便性に優れているのが特徴です。

  • 接続可能電話台数が多い
  • 接続可能なデバイスの種類が多い
  • 接続できる回線の種類が多い
  • 通常主装置より搭載されているCPUが高性能でかつ二重化されているため安定性に優れている
  • 離れた拠点間でも内線通話や内線転送ができる(ただし、レガシーPBXのなかには不可能なものもあり、主装置のなかには可能なものもある)

PBXの耐用年数

PBXをはじめとした設備投資を検討するに当たって、企業にとって気になるのが耐用年数です。

減価償却資産の法定耐用年数として、PBXの場合は6年と定められています。しかし、これはあくまでも税法上で定められている耐用年数であり、使い方や運用方法によっては6年以上利用することも可能です。

なかには10年以上にわたってPBXを運用し続けている企業もあります。ただし、あまりに古いPBXは故障リスクが高まるほか、サポート期間の終了に伴い保守やメンテナンスに高額な費用がかかることも考えられます。

非効率な運用を見直すためにも、現在のPBXの状態を把握し、場合によってはリプレイスを検討する必要も出てくるでしょう。

PBXの機能

PBXの機能は種類や提供するベンダーによっても異なりますが、主な機能を5つ紹介します。

外線の発着信制御

この電話番号からの外線電話はこの電話機に着信させる、この電話機からはこの電話番号で発信させるなどをあらかじめ設定しておくことで、外線の発着信を制御する機能です。

例えば部署ごとにその部署専用の電話番号をあてておき、そのように設定しておくと、どの電話番号へかければいいか、どの部署からかかってきたのかが直ちに分かり、取引先や顧客にも便利です。

内線の発着信機能

社内の電話機同士を接続し、ホテルや旅館のように内線通話を可能にします。同一のビルや施設内はもちろん、PBXによっては離れた拠点間であっても専用回線で接続することで、内線での発着信が可能です。これにより、拠点間での通話料金を削減できるメリットがあります。

ダイヤルイン

ダイヤルインとは、1本の電話回線に対して複数の電話番号を保有できる付加サービスです。通信事業者へダイヤルインを申し込んだあと、PBXでは複数の電話機に対して電話番号を個別に設定できるようになります。

PBXは着信番号を読み取って対応する電話機を呼び出すため、企業の総合案内のような役割を果たすと言えるでしょう。

転送機能

例えば席を外しているときや通話中などに外線着信があった場合、携帯電話やほかの番号へ転送する機能です。指定回数の呼び出しに応答しなかった場合、話し中の場合など、さまざまな条件に応じて転送設定をすることが可能です。

パーク保留機能

外線または内線の着信時、いったん保留にすると通常は着信を受けた電話機でなければ保留を解除することができません。しかし、PBXでは着信を受けた電話機以外でも保留を解除し、通話を再開することができます。

例えば同じ部署でも遠くにいる人に電話を取り次ぐ場合、同じ部署で対応可能な人を探してその人に担当を振る場合などに便利な機能です。

代表番号発着信機能

代表番号宛ての電話を複数の電話機で着信でき、複数の電話機から代表番号で発信できる機能です。代表番号宛てにかかってきた電話に、あらかじめ着信する電話機の優先順位を設定しておくことも可能です。

オンプレミス型PBXとクラウドPBXの違い

PBXには大きく分けて「オンプレミス型PBX」と「クラウドPBX」の2種類が存在します。それぞれの違いを見ていきましょう。

オンプレミス型PBXとは

オンプレミス型PBXとは、施設内にPBXの装置を設置し、電話回線またはLAN回線を接続する方法です。オンプレミスのPBXには「レガシーPBX」と呼ばれるものと、「IP-PBX」と呼ばれるものがあります。

  • レガシーPBX

レガシーPBXは電話線と電話線を接続して通信を行うPBXです。

レガシーPBXは歴史が古く、また、物理的に電話線が接続できる範囲内でしか構築できません。ネットワークの設計や工事には特定の資格を持った担当者でなければ対応できないため、オフィスのレイアウト変更のたびに工事が必要なほか、PBXの設定を変更する際にも業者へ依頼しなければなりません。

さらに、このPBX自体がかなりの高額であるうえ、拠点ごとに設置しなければならないため、導入に当たってはイニシャルコストが高額になりがちです。

  • IP-PBX

IP-PBXはIPネットワーク網を用いたIP電話を接続するPBXです。

レガシーPBXは外線・内線ともに電話回線に接続しますが、IP-PBXは内線をIP電話に接続するため、遠隔地であっても内線ネットワークを構築できるメリットがあります。社内ネットワークが整備されていれば、複数拠点へPBXを導入する必要がなくなり、レガシーPBXよりもイニシャルコストを削減できます。

さらに、IP網に接続するIP電話は、遠隔地の拠点間であっても通話料を抑えられるため、ランニングコストの削減にも貢献します。

ただし、IP-PBXはハードウェアタイプではPBX本体を、ソフトウェアタイプではサーバーを設置する必要があり、セキュリティも自社で管理しなければなりません。

IP-PBXについて詳しくは、「IP-PBXとは?種類やメリット・デメリットからクラウドPBXとの違いまで」をご参照ください。

クラウドPBXとは

クラウドPBXとは、オンプレミス型のように物理的な装置を設置せずに、インターネット経由でPBX機能を提供するサービスです。

クラウドPBXを導入することで、電話機はもちろんパソコンやスマートフォンでも外線や内線通話が可能になります。テレワークの導入に向けても、クラウドPBXの導入は効果的であるため、オンプレミス型PBXからの移行が進んでいます。

なお、クラウドPBXについて詳しくは、「クラウドPBXとは?ビジネスフォンとの違いと比較方法」をご覧ください。

クラウドPBXへのリプレイスを検討してみよう

メールやチャットなどコミュニケーションツールの多様化が進んでいますが、取引先や顧客への窓口として「電話」のニーズはまだまだ高い傾向があります。PBXには外線や内線の発着信以外にも、転送やパーク保留といったビジネスに欠かせない機能が多く存在し、電話を便利に使える環境をつくるには欠かせない存在です。

ただし、従来のオンプレミス型のPBXではPBX本体を設置するスペースが必要であり、必ず専用の電話機を用意しなければなりません。また、PBXの設定を変更する際にも業者へ依頼しなければならず、時間とコストがかかりがちといった課題もあります。

一方クラウドPBXではその課題をすべて解決することが可能です。現在運用中のPBXの耐用年数を確認し、ちょうどリプレイスを考えるべきタイミングなら、新たなPBXへの乗り換えを検討してみてもいいかもしれません。

クラウドPBXの魅力や選び方などの資料を無料で進呈しております。ご希望の方はこちらからご請求ください。

 

 

この記事の編集者

編集者:Good×Media編集部

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