この記事では、種類が多くてわかりにくいクラウドPBXを、業界目線で厳選した5つのおすすめサービスにしぼり紹介します。
クラウドPBXをどう比較すればいいのか、比較方法から注意点まで説明します。
コロナ禍で、テレワークを余儀なくされる状況となり、会社の電話を社外でも利用できる仕組みとして認知度が高まった「クラウドPBX」ですが、
コロナ禍以降、クラウドPBXサービスを提供する会社が増え始めて、導入を検討する際に、その違いがわかりにくく、どのように比較したらいいのかが課題となっています。
ただでさえ仕組みがわかりにくいクラウドPBXですが、同じような内容のサービスサイトや代理店による比較サイトなども多く存在し、おすすめ順位も広告かどうかで変わってくるため、
WEB上でクラウドPBXを比較することが困難になっています。
そこでこの記事では、種類が多くてわかりにくいクラウドPBXを、業界目線でわかりやすく比較、解説します。
クラウドPBXの種別は大きく3つ
多くのサービスが存在するクラウドPBXですが、実はどれも同じではありません。上流で大きく分けると下記の3種類になります。
それぞれの特徴と共に説明します。
国産の自社開発のクラウドPBX
国内ベンダーが開発するクラウドPBXです。
海外とは異なる日本の電話慣習に合わせて作られており、使いやすさがあり、サポートも対応しています。
様々な業務システムと連携することができるようなクラウドPBXもあります。
代理店による再販のクラウドPBX
ここ数年非常に多くなっています。大元のサービスは同じですが、代理店として様々な業界が販売しております。
利用料に代理店のインセンティブが乗せられているのと、販売元に専門知識がないためサポート体制に注意が必要です。
海外製を日本の会社が日本のサービスとして提供している場合もあります。
海外製のクラウドPBX
こちらは、海外の会社が提供するクラウドPBXを日本語に翻訳して提供しているクラウドPBXです。
海外製の特徴は電話システムというより、チャットやメールなどの統合コミュニケーションツールに電話がついているというものが多く、
他システムとの連携に対応していないことがほとんどなので、チャットやメールなどすべてのツールを変更する必要があります。
国内の通信キャリアが販売元として提供しているケースが多いです。
このように、大きく3つにわけることのできるクラウドPBXですが、チャットはSlack、メールはGmailといったように様々なツールを利用する中小企業は国産のクラウドPBX、
通信キャリアの担当営業がついており、社内のツールが統一されているような大手企業は海外製のクラウドPBXをツールに付加して利用するといったケースが多いです。
クラウドPBXを比較する際の注意点
クラウドPBXはどれも同じように見えて、違いが分かりにくくなっていますが、利用できる電話番号の種別や、利用できる機能、セキュリティや汎用性など、クラウドPBXによって違いがあります。
そんなクラウドPBXを比較する際に注意して確認すべき点は下記になります。
利用できる電話番号種別は限定されていないか
市外局番や0120番号、050番号など電話番号にはさまざま種別がありますが、対応していない電話番号がないか、
また利用中の電話番号を利用したい場合、クラウドPBX業者によっては、通信回線のキャリアを変更しないと、対応できないパターンも存在します。
利用中の電話番号を別会社に乗せ換えなくてはならず、解約時、電話番号が戻せないようなケースにならないかなど注意が必要です。
課題解決できる機能は備わっているか
クラウドPBXは場所に縛られずにスマホでも会社番号で発着信ができるという以上に、これまでの電話では利用できなかったような便利な機能が利用できます。
しかし、クラウドPBXによっては通話録音や自動音声応答などが有料であったり、備わっていないというクラウドPBXもあります。
電話は発着信だけできれば問題ないと考えがちですが、クラウドPBXならではの機能を利用することで、想定していないほど業務効率が上がるため、
必要になった場合を想定して機能を確認することが必要です。
テレワークに対応した機能は備わっているか
社外や在宅でも会社電話を利用できるクラウドPBXは、会社電話のBCP対策としてのDXツールとして最適ですが、目視できない場所で稼働しているユーザーには、今電話を取次ぎできるのか、誰がどの電話を対応したのかなど、リアルタイムに状況共有をできる仕組みがないと非効率が生まれ、管理が煩雑になってしまいます。
通話履歴や対応履歴の共有、稼働状況の確認など、リアルタイムに情報共有をできる機能が備わっているのかも確認が必要です。
セキュリティ対策はされているか
クラウドPBXはクラウド上に通話データや録音、電話帳などのデータを保存します。そのためWEB管理画面へのアクセスやサーバーに対するセキュリティ対策がしっかり提示されているクラウドPBXを選ぶ必要があります。
システム連携が可能か
さまざまな業務システムがクラウド化している中、システム同士を連携させて業務の効率化をはかることは近年必須になっています。チャットと連携して、営業時間外や受けれなかった着信をチャットで通知したり、着信が入った時に利用中の顧客管理の該当顧客の画面を立ち上げたりと、クラウドPBXでは業務を効率化できる別システムとの連携ができることが大きなメリットのひとつですが、
クラウドPBXによっては、システム連携に対応できないものも多くあるため、先々を見据えて確認する必要があります。
スマホ用アプリを限定されていないか
クラウドPBXはその名の通り、電話主装置(PBX)をクラウド上に構築したサービスです。つまり、電話番号をどこのキャリアで取得しても、対応できているキャリアの番号なら接続でき、
スマホ用アプリも、専用メーカーよりクラウドPBXに対応したアプリや電話機が提供されていますが、クラウドPBXによっては、スマホ用アプリは自社提供のものしか使えないケースがあります。
スマホ用アプリに関しては、端末との相性により音質に問題があったり、OSのアップデートにアプリの開発が追い付いていないなどの事例が多くあります。
そのためアプリストアの評価を見て、自社に最適なアプリを選択できるクラウドPBXを選ぶ必要があります。
サポート体制は整っているか
クラウドPBXは新規で導入されるケースがほとんどだと思いますが、クラウドPBX提供会社によっては、サポートを満足に受けることができないケースが多いため注意が必要です。
海外製品はよくあるケースとして、問合せ窓口がなく電話サポートに対応していなかったり、コミュニティに質問を投稿する方法しかない場合もあります。
代理店による再販は、開発元ではないため、技術的なことがわからない、大元の開発元に確認する時間を取られるなどの問題があります。
比較ポイントを満たした、おすすめクラウドPBX3選
上記の通り、クラウドPBXは大きく種別がわかれ、選ぶ際に注意すべき点があることを解説しましたが、
このような条件を満たしている国産で、代理店提供ではない自社開発のクラウドPBXで、口コミ評価も高いものを厳選しました。
条件を満たしていないクラウドPBXは掲載しておりません。
選定基準
- サポート体制があるか
- 導入社数の実績(関係ないものを含まずクラウドPBXのみの実績)
- 運営期間の実績
- WEB上やアプリストアでの評価
- 機能性
- 汎用性
GoodLine

GoodLineは、クラウド型のビジネスフォンシステムで、従来のPBXをクラウド上に構築することで、企業の電話環境を柔軟かつ効率的にインターネット経由で利用可能にします。
特徴
迅速な導入
高額なPBXの購入や工事が不要で、最短2日での導入が可能です。
多拠点・リモート対応
離れた拠点やテレワーク中の社員のスマートフォンも内線化でき、世界中どこでも同じ会社番号での発着信が可能です。
多機能
通話録音、通話履歴の参照、発着信分析、稼働状況の通知・モニタリングなど、豊富な機能を標準搭載しています。
システム連携
既存の業務システムやCRMとの連携が可能で、情報の一元管理を実現します。
柔軟な契約
契約期間の縛りがなく、利用する回線やアプリ・電話機に制限がありません。
BIZTEL
BIZTELは、クラウド型のビジネスフォンシステムを提供しています。インターネット環境があれば、場所を問わず利用可能で、短期間での導入が可能です。また、コールセンター機能やCRMとの連携など、多彩な機能を備えています。
特徴
クラウド型PBX
インターネット環境があれば、どこでも利用可能。
短期間での導入
専用機器不要でスピーディーに導入できる。
多機能コールセンター
IVR(自動音声応答)、ACD(着信振り分け)、通話録音などを標準装備。
CRM連携
Salesforceやkintoneなどの主要CRMと連携可能。
安定した通信品質
高品質な音声通話を実現する通信インフラを採用。
公式サイト
Arcstar Smart PBX
NTTコミュニケーションズが提供するクラウド型PBXサービスです。オフィスの固定電話やスマートフォンを内線化し、場所を問わず内線通話が可能となります。また、クラウド上で管理されるため、設備投資や保守の負担を軽減できます。
特徴
NTTが提供するクラウドPBX
信頼性の高い通信インフラ。
内線通話の拡張
オフィス電話・スマホを内線化し、拠点間通話を無料化。
クラウド管理
設備投資・保守の負担が不要。
各種オプション
IVR、通話録音、ビジネスチャットなど追加可能。
BCP対策
災害時でもクラウド上での通信維持が可能。
公式サイト
MediaOffice
MediaOfficeは、メディアリンク株式会社が提供する高機能かつ低価格なIP-PBXソフトウェアです。CTI、IVR、通話録音、レポート機能などを標準装備し、オフィスやコールセンターの電話業務を効率化します。オンプレミス型とクラウド型の両方に対応し、ビジネスの拡大にも柔軟に対応可能です。
特徴
クラウド型 & オンプレミス型両対応
企業のニーズに合わせた柔軟な導入が可能。
高機能PBX
CTI、IVR、通話録音、レポート機能を標準装備。
コールセンター向け機能
オペレーターのステータス管理、通話モニタリング、通話履歴管理などを搭載。
カスタマイズ性
独自開発により、業務に最適な機能の追加が可能。
低コスト運用
高機能ながらコストパフォーマンスが高い。
公式サイト
ひかりクラウドPBX
NTT東日本が提供するクラウド型PBXサービスで、スマートフォンやPCを内線端末として利用できます。これにより、オフィス内外を問わず内線通話や転送が可能となり、ビジネスの柔軟性が向上します。また、クラウドサービスのため、設備の維持管理が不要で、スムーズな導入が可能です。
特徴
NTT東日本のクラウドPBX
信頼性の高い通信環境を提供。
スマホ・PCを内線化
オフィス外でも会社の電話番号で発着信可能。
設備不要でスムーズ導
物理PBXが不要で、短期間で利用開始できる。
基本機能が充実
転送・保留・ピックアップ・グループ着信などビジネスに必須の機能を標準搭載。
BCP対策
災害時でもクラウド上で電話を利用可能。
公式サイト